奥さまの祖父母から譲り受けた思い出の土地に建てた住まい。
旅好きなお二人が望まれたのは、帰ってきた瞬間に気持ちがほどけるような、リゾート感のある空間だった。
間口5.7m、奥行き25mの細長い敷地。両隣を建物に囲まれ、リビングへの採光が大きな課題となった。
間取りは無駄なくシンプルに整え、限られた空間に高低差を設けることで、視線に変化と奥行きをもたせた。採光は、コの字型の中庭と、視線の抜けを意識した高窓によって確保。時間帯によって表情を変える光が、空間にやさしく広がっていく。
仕上げや素材にもリゾートらしい静けさと落ち着きを意識し、外観からは想像がつかないほど、明るく印象的な住まいとなった。
工事中には双子のお子さまが誕生し、ご夫婦で描かれた棟札には、ふたりの小さな手形が刻まれている。
日々に交差するリゾートの記憶
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所在地
滋賀県彦根市
建築面積
76.59㎡(23.16坪)
延床面積
121.51㎡(36.75坪)
工期
5ヶ月
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